SolCard Pay は Platinum から下位カードへの送金だけ5%取る
SolCard が、利用者どうしのカード間送金を追加した。相手の @タグ を選んで金額を入れれば、残高が一方のカードからもう一方へ移る。ウォレットアドレスもネットワークの選択もオンチェーン手数料もない。その上には二つの条件が乗っている。すべてのカードが受け取れるわけではないこと、そして一方向だけ費用がかかることだ。
受け取れるのは Platinum カードだけ
@タグ は受取カードに紐づき、そのカードは Platinum でなければならない。下位のカードでも送ることはできるが受け取れないため、利用者二人のあいだの送金が成立するのは、受け取る側が上位に上げている場合に限られる。タグ自体は一度しか設定できず、あとから変更できない。小文字のみ、最大十二文字である。表示名、プロフィール画像、受取カードは後からでも変えられる。
受取側に見えるのはタグ、表示名、画像の三つで、戸籍上の氏名、メールアドレス、口座番号は相手に表示されない。
費用が発生するのは Platinum から下へ送るときだけ
同じ種別の口座どうしの送金は無料で、下位の口座から Platinum の口座への送金も無料。Platinum の口座から下位の口座へ送る場合だけ5%がかかり、送金額から差し引かれる。100ドル送れば受取人には95ドルが届く。手数料が引かれたあとに送金が失敗した場合、その手数料はカードへ自動で戻る。
手数料は通常、安いほうの商品を持つ側にかかる。ここでは上位のほうにかかっている。そこから生まれるのは一方通行の無料レーンだ。お金は Platinum カードへ向かうときは無料で動き、出ていくときは5%の通行料を取られる。受け取りにはもともと Platinum が要るのだから、受け取れる立場になるにはその等級を持つしかなく、そこから5%を削られずに送り出す相手は別の Platinum 保有者しかいない。
割り勘の場面では、誰が集金役に立つかがこれで変わる。Platinum を持つ人は最も安く支払える相手であり、最も立て替えを頼みにくい相手でもある。
下限額と、カードに残さなければならない5ドル
送金は最低1.00ドル、Platinum の口座から下位の口座へ送る場合は最低20.00ドル。送る側のカードには5.00ドルを残す必要があるので、送れるのは残高そのものではなく残高から五ドルを引いた額までになる。金額が大きい送金には上限があり、実行前に顔認証を求められることもある。
動かす残高はカードで使う残高と同じもので、wBTC や wETH、Tron 上の USDT、USDG、EURC など SolCard が受け入れる資産で入金できる。送金中に資金がカード口座から出ていくことはなく、だからネットワーク手数料もなければ、間違えるアドレスもない。
役に立つかどうかは、機能そのものより等級の話になる。Platinum 保有者どうしなら、すでに日常的に使っているカードのあいだを無料かつ即時で送れる。下位のカードを持つ相手に返金する Platinum 保有者は、その便利さに5%を払うことになる。その価格帯なら、相手のウォレットへ普通にステーブルコインを送るほうが安く済むことが多い。代わりにアドレスとネットワークの選択、そして相手側での入金という手間が戻ってくる。
出典:SolCard Pay: @タグ で友人に送金する、X の告知。