RedotPay のスキャン決済がブラジル、コロンビア、ペルーに広がった
RedotPay が、スキャン決済(Scan to Pay)をブラジル、コロンビア、ペルーの現地加盟店で使えるようにしたと発表した。アプリで加盟店の QR コードを読み取り、ステーブルコイン残高から支払う仕組みだ。
切り分けておきたいのは、これがどの線路を走っているかである。スキャン決済が使うのは現地の QR ネットワーク、つまり現地の銀行や電子ウォレットがつながっているのと同じ経路であって、RedotPay Card が乗っている Visa の加盟店網ではない。受け入れ範囲は二つあって、片方からもう片方は予測できない。国の QR コードを受ける屋台がカードをまったく扱わないこともあれば、カード端末のある店のレジに QR コードが置かれていないこともある。
この区別が効くのは、QR の拡大がカードの拡大として読まれやすいからだ。ある国でカードを発行することと、その国の QR スキームに対応することは別々の許認可で、要件も別である。片方が来たからといって、もう片方について何かが分かるわけではない。
RedotPay は、為替レートと手数料が確定前に表示されること、事前の両替が不要であることを挙げている。残高は支払いの手前の別工程ではなく、支払いの中で換算される。QR での支払いが日常になっている市場でステーブルコインを持っている人にとっては、現地通貨に出金して、使える場所に着金するのを待つという回り道がなくなる。
今回の発表で決まっていないことが二つある。国内でどこまで使えるかは、RedotPay が管理する加盟店リストではなく各国の QR スキームがカバーする範囲であり、受け入れは現地ネットワークに従う。もう一つ、スキャン決済の製品ページは受け入れ、速度、事前の価格表示について書いているが、この支払いがカード利用と同じ還元を生むかどうかには触れていない。還元がそのまま付くと決めてかかる前に、アプリで確認しておく価値がある。
合う条件は狭くはっきりしている。ブラジル、コロンビア、ペルーに住み、ステーブルコインを持ち、ふだん QR で払っている人にとっては、残高から購入までの距離が縮む。これをカード自体がその市場で使いやすくなった証拠として読むなら、それは別の問いであり、この発表はそこに触れていない。
出典:RedotPay スキャン決済、きっかけとなった X の投稿。