Gnosis Pay、9月30日で新規カードの発行を停止
Gnosis Pay は2026年9月30日でカードの発行を止める。新規の申し込みだけでなく、すでにある口座も対象になる。この日を過ぎると、Gnosis Card の保有者はカードを紛失しても、壊しても、盗まれても再発行を受けられず、利用しているパートナーアプリが新プラットフォームへ移ってそこで新しいカードを発行するまで、決済に使えるものが手元に残らない。
そのパートナー側の日程は公表されていない。各社が自前のスケジュールで進め、自社のユーザーに直接知らせる形なので、カードを失ってから使えるカードを手にするまでの間隔は、何週間という既知の数字ではなく開いたままになる。
予備を作るのは無料で、数分で終わる。締切前に仮想カードを1枚か2枚追加するか、予備の物理カードを注文しておけば、その後も使い続けられる。パートナーアプリへ移る予定があるかどうかにかかわらずやっておく価値がある。この件のなかで、完全に保有者自身の手に残っている部分がそこだけだからだ。
GNO キャッシュバックも同じ日に終わる
GNO キャッシュバックのプログラムも9月30日で閉じる。代わりに単一の新しい料率が置かれるわけではない。その日以降の特典は、保有者が最終的にどのパートナーアプリに落ち着くかで決まり、対象範囲も特典もサポート条件も各社が自分で決める。特典でパートナーアプリを比べられるようになるのは、各社がそれを公表してからだ。
Gnosis Pay の個人向けの店じまいは2026年末までかかる。app.gnosispay.com のウェブアプリが廃止され、Gnosis Pay 自身のカードがパートナーのカードに道を譲るのもそのときだ。ウェブアプリでの新規登録は9月4日にすでに止まっている。しかし保有者にできることを変える3つの節目は、いずれも9月30日、つまりおよそ3か月早く訪れる。カードの新規受付停止、既存口座への新規発行停止、GNO キャッシュバックの終了である。
出金だけは例外として残る。ウェブアプリの残りが終了したあとも出金機能は使えるので、資金が閉じ込められることはない。閉じ込められるのは支払う手段のほうだ。
ユーロ、ポンド、米ドルの保有者は同じ立場にいない
ユーロの保有者には今すぐ進める道がある。Rebind が Gnosis Chain 上で新プラットフォームに載る最初のパートナーになる予定で、Gnosis Pay の口座はもともと同じチェーン上にあるため、口座とその IBAN は本人確認をやり直さずにそのまま移せる。
ポンドの保有者には道がない。Gnosis Chain 上でポンドに対応しているパートナーは現時点で存在しない。MiniPay は英国の居住者に対応しているものの、それは Celo 上の USDC と USDT を通じたもので、移行ではなく新規登録になる。口座もチェーンも別で、本人確認もやり直しだ。
米ドルはその中間にある。パートナー各社はまだ方針を固めている段階で、現時点で選べるのは Celo 上の MiniPay だけ、こちらも移管ではなく新しい口座になる。
移行先が示されていないポンドや米ドルの保有者にとって、パートナーの日程がどれだけ長引こうと、カードを使える状態に保てるのは予備カードだけだ。自社ウェブアプリの終了は9月3日に発表されたが、今回の期日はそれが実務上どうなるかを示している。
出典:Gnosis Pay の変更点と注意事項、Gnosis Pay: The Next Era