Bitrefill Card、500 ユーロの入金で eSIM 20GB
Bitrefill は 2014 年から暗号資産でギフトカードや携帯チャージを売ってきた。Bitrefill Card はそれを Visa カードに広げたもので、バーチャルと物理があり、暗号資産を送って入金し、ユーロで支払う。他の暗号資産カードと似ていなくなるのは特典のところで、eSIM の枠はその最もはっきりした例になる。
特典は Bitrefill のカタログに着地する
見出しは 2% だが、内訳が珍しい。製品ページは暗号資産の入金ごとに 1%、支払いごとに 1% と記しており、どちらにも上限がない。FAQ は、cashback がユーロで支払われ、決済が確定した当日に計上され、失効しないと補っている。
それがいくらの価値になるかを決めるのは交換経路だ。Bitrefill は cashback を Bitrefill 残高に変えることを無料かつ即時と説明しており、その残高でギフトカード、eSIM、携帯チャージなどカタログの商品を買う。ほかの経路は記載されていない。
つまり 2% が丸ごと 2% になるのは、食料品、旅行、通信の支出がもともと Bitrefill の扱うブランドを通る人で、それ以外の人には目減りする。率への批判ではない。率は高い。これは会計単位の違いだ。USDC で払われる cashback はどこでも決済できるが、カタログに払われる cashback はカタログの届く範囲までしか決済できない。
eSIM の枠は支払いではなく入金に紐づく
製品ページによれば、月に 500 ユーロを超える暗号資産を入金すると、旅行向けの無料 eSIM データが最大 20GB 解放される。FAQ はこの特典を月ごとのものとし、毎月リセットされ、カード口座の特典欄から受け取ると説明している。
カードの特典はほぼすべて支払いに紐づく。これは入金に紐づいており、その差は実際に効いてくる。500 ユーロは届く必要があるが、使う必要はない。カードに 500 ユーロを移して 200 ユーロだけ使った人も条件を満たす。しきい値が入金の側に乗っているからだ。
さらにその 500 ユーロ自体が 1% を生むので、eSIM を解放する入金は、買い物をする前に 5 ユーロを返す。合わせて読むと、この枠を維持する月々のコストは 500 ユーロではなく、その額をカード経由で動かす手間であり、その手間には 5 ユーロが戻る。
この計算の下には記載のある制限が二つあり、どちらも入金だけで支払わない使い方に逆らう。不活動手数料は、支払いも出金もない状態が 12 か月連続で続いた時点から月 10 ユーロで、入金ではこの時計は戻らない。Bitrefill は 1 か月前と 1 週間前にメールで知らせるが、解除するには支払うか引き出すしかない。さらに Starter 段階では暗号資産の入金上限が月ごとではなく口座の生涯累計で 15,000 ユーロとされており、月 500 ユーロなら三十か月でその天井に届く。その先は Plus 段階へ移る必要があり、住所証明と資金源証明が求められる。入金は 30 日間は続くが、その後は移行しなければカードが停止される。
見出しにはそれ自体の留保が二つ付く。数字は最大 20GB と示されており、月々の付与ではなく上限だ。そして FAQ の書き方は製品ページより緩い。500 ユーロという条件を繰り返さずに、活動しているカード保有者へ特典を与えるとしている。旅程をこれに合わせて組む前にアプリで確かめておきたい。
対象外の取引が 2% の実際の守備範囲を決める
銀行口座への入金、出金、ATM の引き出しには cashback が付かない。入金の 1% はカードに届く暗号資産に紐づくのであって、カードを出入りするユーロには紐づかない。資金をカードで回して特典残高を作る手は塞がっている。
提供範囲は欧州で、FAQ は欧州連合の 27 か国にノルウェーとアイスランドを加えて挙げている。米国とロシア連邦の国民は対象外で、欧州連合または欧州経済領域の国籍も併せ持つロシア国民だけが例外になる。本人確認は必須で、登録は 18 歳からとなる。
申し込む前に出しておきたい数字は、ふつうの一か月のうちどれだけが Bitrefill のカタログ内で使われるかだ。どちらの特典もそこに着地する。もう一つは、月 500 ユーロがもともと発生する入金かどうかで、eSIM は入金を報いる一方、不活動手数料と生涯入金上限はどちらも支払いを報いる。入金しかしない口座は、この二つに逆向きから当たることになる。旅行時の手数料は暗号資産カードごとに挙動が違う。eSIM の枠も同じ側の勘定に乗る。
出典: Bitrefill Card、Bitrefill Card の FAQ ページ、段階と上限のヘルプページ。